10月のハルモニ日記
今年の韓国の10月は連休からのスタートとなりました。
秋夕(チュソク)の行事があったためです。
ご存知の方も多いでしょうが少し紹介いたします。
ここ、韓国では陰暦の8月15日(中秋節)を指す言葉で、祖先祭祀や墓参を始めとする重要な行事で祭日です。たいていは前後3日間が祝日であり、帰省シーズン、”モンゴルの民族大移動”という言葉がありますが、まさにここ韓国多くの国民の民族の大移動のシーズン,
まさに帰省ラッシュの始まりです。
今年の10月の秋夕は10/3(火).4(水).5(木)日でした。
たいていの教育機関をはじめ一般の企業/会社で9月29日が金曜と言う事もあり、30日の土曜から休みに入るところも多く、そして10/9日はハングルの日で休日、ということで最高では10日連続の連休というところも多くありました。(一部例外もある!)
そしてスペシャルイベントは 新しい政権となった文在寅大統領からは、多くの車両での移動時に利用する高速道路の料金を3日間無料にするという庶民に優しいイベントを企画、多くの利用がありました。(渋滞ももちろんありましたがㅠㅠ:)) )
さて、ハルモニというと・・・
胸を弾ませ車の音が聞こるたびに振り返り外を覗いていらした朴玉善(パク・オクソン)ハルモニ。
家族のお迎えを心待ちにしていました。
車が到着と同時に嬉しそうに足取りも軽く出発されました。
家族がいらっしゃらないハルモにはというと、なるべく静かな雰囲気を出さないようにと思いながらも、長期連休のために訪問客などもあまり訪れず寂しくなるのではと心配していたのですが・・・心配はよそに、普段よりも家族ぐるみの訪問客、そして遠くからの訪問客が多くいらっしゃいました。
さてはじめに紹介ですが、ナヌムの家では社会福祉士のインターンシップの受け入れ施設でもあります。時期にはいろいろありますが、毎月学生の受け入れ申請があります。今回はと9月から受け入れしている9人の学生がいますが、
この9人の学生は現役保育園・幼稚園の園長。
なんとこの連休は帰省せずにずっとナヌムの家で実習をしてくださっていました。
プラス+ドイツ.日本からハルモニのためにとボランティアをして下さる方たちと、たくさんの方々のおかげで、ハルモニたちも楽しく1日1日を過ごせました。
秋夕と言う事で有名な方の訪問が重なりました。
9月の末に独)ゲアハルト・シュレーダー前首相(Gerhard Fritz Kurt Schröder)の訪問を皮切りに、10月早々も有名な方の訪問スタートとなりました。
10月2日(月曜日).....
安哲秀(アン・チョルス)国民党(党代表)の訪問がありました。
歴史館を観覧されハルモニとの対話。
ナヌムの家は今回で4度目の訪問。笑顔はなく淡々とハルモニとの挨拶、そして印象的だったのは、いろいろな発言の中で最後にナヌムの家の野外広場で、「(日本との合意に)裏取引があるなら、政府が正直に明らかにして全ての過程を透明に進めるべき、今からでも約束をしっかり守るよう私たちが努力する」と強調して話されたことが印象的だった。(記述者の個人的な見解です)
以前いらして時は少しふっくらしていたような・・・
でも今回の訪問では少しスリムになられたように見えました^0^(記述者の個人的な見解です)
10月06日(金曜日)
康京和(カン・キョンファ)外交長官の非公式訪問がありました。
秋夕のご挨拶なので、と非公開のお一人での訪問でした。ハルモニたちは女性の訪問とあり雰囲気もやわらかく和やかにスタート。
李容珠(イ・ヨンス)ハルモニの「よく、いらっしゃいました」の一声を皮切りに雰囲気の流れが変わりそして対話となりました。
「私はアメリカから帰ってきたばかりで少し疲れている。
でも貴方が来るという知らせを聞いて、今朝 テグから明け方の汽車でナヌムの家に来た・・・
長官、女同士なのでこうして言いたいことを言わせてもらうよ。長官、果たして私たちはいつまで待たなければならないのか・・・もう私は疲れてきた。どうしたらいいのか・・・」
いつもなら後ろに陣取っている私にも聞こえるほどの声量でお話されますが、今回は周辺のお付の方からも「マイクを使ってお話お願いします」と言われるほどの小さな声でいろいろ語られました。
それに対し長官も女性らしく、優しく強く「まずは間違った解決方法がなぜ行われたか。なぜそうのような手段を使ったのかなど取り調べなければならない。ハルモニ抜きのあの日の会見は(12月28日)ありえなく、疑問だらけなのでハルモニもう少しだけ待っていてほしい。」などとしっかりとした口調でハルモニに返事をされていました。
秋夕のご挨拶なので、と非公開のお一人での訪問でした。ハルモニたちは女性の訪問とあり雰囲気もやわらかく和やかにスタート。李容珠イ・ヨンスハルモニの「よく、いらっしゃいました」の一声を皮切りに雰囲気の流れが変わりそして対話となりました。
「私はアメリカから帰ってきたばかりで少し疲れている。
でも貴方が来るという知らせを聞いて、今朝 明け方の汽車でナヌムの家に来た・・・
長官、女同士なのでこうして言いたいことを言わせてもらうよ。長官、果たして私たちはいつまで待たなければならないのか・・・
もう私は疲れてきた。どうしたらいいのか・・・」
いつもなら後ろに陣取っている私にも聞こえるほどの声量でお話されますが、今回は周辺のお付の方からも「マイクを使ってお話お願いします」と言われるほどの小さな声でいろいろ語られました。
それに対し長官も女性らしく、優しく強く「まずは間違った解決方法がなぜ行われたか。なぜそうのような手段を使ったのかなど取り調べなければならない。ハルモニ抜きのあの日の会見は(12月28日)ありえなく、疑問だらけなのでハルモニもう少しだけ待っていてほしい。」などとしっかりとした口調でハルモニに返事をされていました。
次に姜日出(カン•イルチュル)ハルモニ
最近は娘さんの家とナヌムの家を行き来されているハルモにでしたが、秋夕と言う事で数日前からナヌムの家にいらしていた。
ハルモニは「この問題に嘘呼ばわれはしたくない。聞きたくない。歴史問題を変えるなんて許されない。きちんと謝罪がないと駄目なんだよ!」と大きな声で直線的にはっきりと語られました。
李玉善(イ・オクソン)ハルモニは、まるで娘に語りかけるようにご自分の連行の様子をゆっくり語られました。
一時は体調を悪くされ、入院されていたハルモニですが、少しずつ回復され今回の発言。
身体の傷痕を長官に見せながら、時には胸を詰まらせ 康京和長官もしっかりハルモニの目を見つめ言葉を一つ一つ逃すことなく耳を澄まされていました。
その後で、写真のワンショット。
ハルモニも長官も笑顔で座談となり、そこでやはり迫力の李容珠ハルモニ。「今度は長官、貴方が私に会いにテグに来なさいよ~」とポンと肩を叩き一言。「はい、時間を作ってみます。いつか私もハルモニたちを食事に招待しますね!」と見ていても和やかに会話が終了され緊張と笑顔の1日だった。
(記述10/9)